ドローンの国家資格(免許制度)とは?飛行には免許が必要なのか解説します!

ドローン

近頃、ドローンを業務で扱う業種が増えており、趣味でドローンを飛ばすために個人用としてドローンを保有されている方もおられます。

ドローンを飛ばすために、免許が必要なのかを検索した場合に「ドローン資格」といったワードが出てくることもあるため、何か資格が必要であると考える人も少なくありません。

本記事では、ドローンの飛行にあたって免許や資格が必要なのかを解説していきます!

ドローン飛行と免許の関係

原則として、免許や資格を持っていなくてもドローンを飛ばすことができます。(レベル4飛行:補助者なし、友人地帯、第三者上空、目視外飛行を除く)

航空法に基づき、機体登録を行い、リモートIDの紐づけをし許可申請等を行えば問題はありません。

しかし、ドローンの国家資格として操縦ライセンス制度が設けられています。この国家資格を取得することで、これまで飛行ができな買った場所で飛行ができたり、許可申請が簡略化されます。ドローン操縦士として活躍したい場合は、一定の技能を有している証明として国家資格を取得しておくことを推奨いたします。

国家資格(操縦ライセンス制度)は以下の通りになります。

新制度の「操縦ライセンス制度」では、一等と二等の2つに区分された免許が取得できます。
★一等無人航空機操縦士(一等資格)
有人地帯で、補助者なくして目視外飛行(レベル4)ができる技能を有していることを証明するものになります。カテゴリーⅢでの飛行ができます。人口集中地区、夜間、無人地帯での目視外、人や物件との距離30m未満などの申請の一部が免除されます
★二等無人航空機操縦士(二等資格)
一等資格とは異なり、カテゴリーⅢでの飛行はできません。もっとも、人口集中地区、夜間、無人地帯での目視外、人や物件との距離30m未満などの申請の一部が免除されます。

資格を取得するためには

先程の国家資格を取得するためには、指定試験機関で学科試験・実地試験・身体検査の3種類の試験や検査が行われます。ドローンの飛行に関する知識や技能を確認されますが、国交省の登録講習機関で講習をけた場合には「実地試験」を免除することができます。

一等資格を取得するためには、二等資格をまず取得しておく必要がありますのでご注意ください。

基本的にドローンを飛ばすだけであれば国家資格は必要ではありませんが、国家資格を取得することで「有人地帯における目視外飛行」を可能にするレベル4飛行ができるようになります。

まとめ

本記事では、ドローンの飛行にあたって免許や資格が必要なのかを解説しました!最後にはなりますが、飛行許可取得に際して、書類の不備による再提出などが必要になるケースもあります。余裕をもって、飛行許可申請を提出するようにしてください。

飛行許可申請についてご不明点等ございましたら、ぜひ行政書士中井湧也事務所までご連絡ください!