ドローンを海や川で飛行させる場合は?注意すべきポイントについて解説!

ドローン

ドローンを海や川で飛行させる場合は特定の場所に関連する法律を確認しなければなりません。

航空法では、許可が必要となる飛行方法が列挙されていますが、海や川に関する飛行についてはあまり記載が多くありません。

では、川や海でドローンを飛行させる際に関わる法律や注意すべきポイントについて解説致します!

海上等でドローンを飛行する場合

ドローンを海上で飛ばすこと自体を禁止する法律はありません。しかし、無制限にドローンの飛行を許容してしまうと、海上(空)での無人航空機の事故が多発する可能性もあります。

工事または作業をしようとする者は、その行為が航行の安全に支障を及ぼすおそれのある場合は当該行為をする旨を海上保安庁長官に届け出る必要があります。

海上で行われる行為については以下の法律で取り締まっています。

●海上交通安全法
●港湾法
●海岸法
●河川法

海上交通安全法/湾岸法/海岸法等

海上交通安全法は、船舶交通の安全を図るための法律です。船舶交通に影響を与えてしまう場合については事前に許可/届出を行う必要があります。

原則的に海は自由に利用することができますが、管理者がいる海では、ドローンを飛行する際にはその管理者からの報告/承諾は必要になるでしょう。

陸上から単にドローンを飛行させる場合については、許可は不要です。

港則法や海上交通安全法におけるドローンの取り扱い
港則法が適用される港又は海上交通安全法が適用される海域の上空においてドローンを飛行させる場合、港則法又は海上交通安全法に基づく許可又は届出は特段必要ない。

海上交通安全法 40条
次の各号のいずれかに該当する者は、当該各号に掲げる行為について海上保安庁長官の許可を受けなければならない。
一 航路又はその周辺の政令で定める海域において工事又は作業をしようとする者
二 前号に掲げる海域(港湾区域と重複している海域を除く。)において工作物の設置(現に存する工作物の規模、形状又は位置の変更を含む。以下同じ。)をしようとする者

必要となる手続きについて

ドローンの飛行を行っても問題ないかを問い合わせて、許可申請などの手続きが必要な場合には飛行前に対応してください。

法律・条例の確認

ドローンの飛行に関連する法律・条例の確認をしてください。飛行場所について規制の対象となっている場合は事前に許可を得る必要があります。

土地・施設管理者に確認

飛行場所を管理する機関に確認しましょう。許可申請などの手続きが必要な場合には飛行前に対応してください。ドローンの飛行形態についてもお伝えし、周辺に迷惑を与えないことを改めて伝える必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。飛行許可取得に際して、書類の不備による再提出などが必要になるケースもあります。余裕をもって、飛行許可申請を提出するようにしてください。

飛行許可申請についてご不明点等ございましたら、ぜひ行政書士中井湧也事務所までご連絡ください!