ドローンを用いて空撮や測量、散布など業務で活用する場合は、飛行許可申請を行う必要が出てくることが多いです。
そもそも、飛行許可申請を提出してどれくらいの期間で飛ばすことができるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ドローンの機体登録、飛行許可申請に要する期間と申請手続きの種類について解説致します。
機体登録に要する期間について

現在、100g以上のドローンは機体の登録が義務化されています。未登録の機体を少しでも飛行させた場合については、航空法違反となり懲役または罰金が科される可能性があります。飛行許可申請は、登録記号が発行されたドローンに限ります。
この機体登録については、申請方法により大きく変わります。書類送付による申請とオンラインによる登録申請も可能です。
マイナンバーカードによるオンライン申請だと、審査日数については1開庁日以内になります。詳しくはこちらをご確認ください。
飛行許可申請に要する期間とは

ドローンを飛ばしたいが、機体登録をしていない場合については「機体登録にかかる期間」と「飛行許可の期間」の両方を含めて計算しておく必要があります。
飛行許可申請については、飛行場所や周辺環境も勘案して申請を行う必要があります。 申請後、約10日程度で許可が下りますが、万が一に備えて国土交通省からは3〜4週間余裕を持って申請するように周知しています。
申請する内容の難度に合わせて、手続きに要する日数が異なりますので注意してください。補正の指示があった場合は早めに対応するようにしましょう。
許可申請の形式について

ドローンの飛行許可申請について3種類の申請方法があります。
◎個別申請・・許可されるのは申請した1回限りになります。必要に応じて都度申請をします。飛行日と飛行経路を明らかにして申請をします。
◎包括申請・・一定期間内に何度もドローンを飛行させたい場合はこちらの申請になります。業務目的に限りますが、同一の申請者であれば大まかに指定して申請することができるため申請数も多いです。飛行範囲を大まかに指定します。
◎一括申請・・飛行日、飛行経路が明確な複数回の個別申請を一括で行う申請方法になります。申請者は同一である必要がありますが、複数回飛行させる予定がある場合は、一括申請のほうが個別申請よりも都合が良いです。
もっとも、以下の場合は飛行リスクが高いため包括申請はできません。
●空港周辺の空域を飛行
●上空150m以上を飛行
●人口集中地区の夜間飛行
●夜間の目視外飛行
●補助者を配置しない目視外飛行
●イベント上空での飛行
まとめ

いかがだったでしょうか。飛行許可取得に際して、書類の不備による再提出などが必要になるケースもあります。余裕をもって、飛行許可申請を提出するようにしてください。
飛行許可申請についてご不明点等ございましたら、ぜひ行政書士中井湧也事務所までご連絡ください!


